本の値段
★ことあるごとに言ってるけれども、単行本の世界は高額化と低価格化が同時に進行し、二極分化がなされていくのではないかと思っている。内容のしっかりした専門的な本は3000円でも買う人は買うし、逆に読み捨て娯楽的な、あるいは1テーマ勝負な本は800円以下の新書や文庫といった低価格路線にシフトしていく。間にある、1500円前後の「よくある」単行本の価格帯が、一番中途半端でヤバイ。
高いって4000円からだと思っていた。ネット界隈で人気があるこの価格帯の本と言えば、
- 作者: ビョルン・ロンボルグ,山形浩生
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2003/06/27
- メディア: 単行本
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- 作者: リチャード・ドーキンス,日高敏隆,岸由二,羽田節子,垂水雄二
- 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
- 発売日: 2006/05/01
- メディア: 単行本
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1500円くらいのお手軽な糞みたいな本はいらない。
最近読んだ比較的安めの専門書の中では
ヒトはどのようにしてつくられたか (シリーズ ヒトの科学 1)
- 作者: 山極寿一
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2007/01/23
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が軽めだけれど、密度の詰まった話が展開されていて良かった。包装の勝利かもしれないが、この後に続く本に期待できる。なにしろこのシリーズヒトの科学は佐々木正人や大澤真幸が編集している。
似たようなテーマを扱った新書
- 作者: 三井誠
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/09/17
- メディア: 新書
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