カマドは普及するか

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以前熱効率の高い日本風の土製七輪を木の伐採抑制のためにアフリカに輸出するというプロジェクトがJICAがしていたことがあった。一時的に普及したのだが、肝心のサバンナ地帯では、朝夕の冷え込み時に焚き火に当たって暖をとるのが一般的なため、熱効率の良すぎて暖のとれない七輪は廃れたという。

ただ、google:JICA 七輪で検索したところ、現在都市部などで七輪が普及しているようだ。私のいった範囲でも、山村部の市場向け商品は米やサツマイモに継いで炭があげられていた。都市部や集村化した大きい村では、火の持ちが良くて軽い炭の需要が高まっている。そんな背景があると七輪の需要も高くなるのだろう。*1

さて、カマドだ。記事中にも書かれているがアフリカのカマド(スワヒリ語ジーコ)というのは野外で三つ石を設置して作るものだ。石の間に切ってきた数メートル(直径10cm-20cmくらい)の丸木を直接付き合わせて燃やすことも多く、前述の通り暖をとる焚き火としての性格が強い。
日本風のカマドを設置するには、屋内に台所を設置するということを意味する。屋外で談笑しながら調理というのが伝統的なスタイルだが、どのように普及していくのだろうか。集村化が屋内のカマドを普及させるのだろうか*2。気になるところだ。

*1:ただあまり高品質の炭ではなかった。備長炭クラスのがでてくると面白いのだが

*2:集村化しているところでは半分くらいが、屋内に三ツ石カマドだった