Mr.インクレディブル

面白い映画であった。間違いなく及第作であり。百点満点なら70点は堅い。
特にシンドロームの基地が最高であった。
しかしいくらか不満な点がある。一番の問題はガキ共の不愉快さで、二番目はフロズンの存在意義だ。正直に言うとMr.インクレティブルの馬鹿さ加減もむかつかなくもないのだが、それに関してはおいておく。
なぜ前述の二点が不満かと言えば、ガキ共の存在によってテーマが家庭の再生に引きずられてしまった点と、問題解決におけるおじゃま無視という点においてかなり無駄。正直に言ってダッシュとフロズンのキャラがかぶっているし、ヴァイオレの能力はフロズンの嫁にでも与えておいて、ガキ三人はただの子供であっても問題なかった。フロズンはさらに憂鬱な存在で、ポリティカリコレクトの悪しき一面の実体化でしかない。エドナ・モードが黒人であればよかったのに。
正直子供のもつ特別性という点においてもスパイキッズに及ばない感じだ。点数的には同じだけどね