読書メモ

ピンカーの思考する言語を読んで感じたいらつきを解消させるためにミリカンを読んでいます(二週目)。

ドレツキの志向性記号・自然記号の話からゆっくりと進めているのだけど、ある記号が意味を持つ=概念が生成されるまでの道のりの険しさと、実際の生物が物事に意味を見出していることの隔たりを再確認。

私がピンカーにいらつくのは、彼が概念をあまりにも乱暴に生得的であるとしていることなんだろう。生得的な概念の組み替えから無限とも言える言語的意味の世界が作られるとされている感じが気に障るのだ。非概念的構成物の組み替えではいけないのか?と。


思考する言語(上) 「ことばの意味」から人間性に迫る (NHKブックス)

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意味と目的の世界 (ジャン・ニコ講義セレクション)

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本能はどこまで本能か―ヒトと動物の行動の起源

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