オートポイエーシスと今西錦司

ふと思い立ち今西錦司[rakuten:book:11067942:title]を読んでいると、なぜか1940年代の本なのにオートポイエティックな感じがした。なので今西の著作を手当たり次第に読んでいる。今西の思想的な系譜として
全体論・生命論:ベルクソン西田幾多郎今西錦司
環境論:ユクスキュル→今西錦司
というのがあるからなのか、非常によく似ている。オートポイエーシスを主張する構造主義生物学の池田清彦とか柴谷篤弘が、構造主義を導入する際に今西由来の西田用語を導入したせいなのだろうか。柴谷はマトゥラナorバレラとかとシンポジウムもしているしどうなんだろう。
私自身は
ユクスキュル→↓
ベイトソン→→↓
スペンサー→→→ルーマン経由でオートポイエーシスに到達しているのであんまり細かいこと言えないんだけど
ここら辺の思想的な系譜を正確に追えたら、ちょとした仕事になると思うのだけど、科学哲学を指導しているどっかの講座の先生、学生を煽ってみない?