給食費未納問題?

よくわからん。
こういうときはググルのがいい。
google:給食 一年生

で、見つけたのは狛江市の給食風景。

メニューも大体仙台と同じだ。特にならし給食ということから、本格的な給食ではなく、配膳の学習用教材ということがわかる。

ちなみに仙台市の中学生の給食はこんなもの。ごく普通だ。
ここら辺や仙台の未納率を総合的に考えると、スレの1が書いているように、問題は別のところにあるか、仙台が他の学校の給食写真に比べて妙に盛が少ないのは、写真を撮った人がダイエット中なのか小食の一年生の写真かなのだろう。

で話を前者と仮定した時、以前産経に「パパより豪華!?給食、実は1食あたり900円 人件・設備費含め」話題!‐教育ニュース:イザ!という記事があった。1食あたり900円の計算法には非常に疑問を感じる*1のだが、一般に給食費とは材料費だけと見て良さそうだ*2

こころはどこにゆくのか? - 未納未納と煽られてによると、例えば秋田県だとその食材費は、

平鹿町給食センターの特徴は、3つの中学校と統合と併せて建設を計画したことである。中学校に併設することによって半自校方式を実現した。また、地場産野菜使用('''個人の農家から直接購入''')のため下洗い場を設置、野菜・果物類等の衛生的な処理のためオゾン使用、下処理野菜くず、残品を細かく粉砕する環境にやさしい処理をおこなっている。バススルーを使った食材の温度管理、洗浄室は蒸気の出ない洗浄機を使用し、部屋にダクトのない、窓の汚れも全くない衛生管理が徹底できる施設である。

http://homepage3.nifty.com/sizenrankato/sizenran/gakkoukyusyokuhoukoku.htm

という使われ方をしているようだ。これは全国的にも地産地消の流れがあることを考えると、仙台でも個人から買い付けはないとしても 他県産や輸入食材の効果的な使用をしていない可能性は高い。

なぜ直接購入という中間が不透明で値段を抑えられない方法を使うのだろうか。確かに路地で売られている野菜はスーパーや八百屋で買うよりも安い。しかし給食用の食材として考えた時、値段が抑えられず、生徒側が損する一方ではないか。個人の家に出向くよりも、問屋や農協と交渉した方が安価で安定的に供給できるだろう。学校給食は仕入れが切れたら店じまいをする街の定食屋ではないのだ。
あらかじめ決まったメニューと量に従ってつくる給食に、コスト削減をせず、逆にコストを跳ね上げかねないシステムにしようとする意図が分からない。
散人先生でなくても呆れる食育業界の実態である。

*1:例えば新規施設の設備など諸経費を単純に一年目に組み込んで、その年だけで計算していそう

*2:実際には条例次第と学校給食法第6条にある