名古屋を想う

1960年、英国でブラジル産の落花生粕を餌として与えられた10万匹の七面鳥が死ぬ事件が発生した。餌に含まれていたアフラトキシンが原因であったことが発見の端緒となった。アフラトキシン類16種類の内、B1、B2, G1,G2の4種と代謝物としてのM1、M2の計6種が食品や餌中の汚染物質として重要である。なかでもアフラトキシンB1の毒性はダイオキシンの10倍以上といわれ、また天然物で地上最強の発癌物質でもある。 人工の化学物質と誤解されがちだで、農薬と十把一絡げに規制されているので農薬の一種と思っている人もいる。アフラトキシンは、それを摂取した家畜の肝臓に深刻なダメージを与えるために、ミルクや卵の生産量が減り、餌の消費量も低下する。ロンドン病院での動物実験の結果によると、ラットにアフラトキシンB1含有ナッツを食べさせたところ、88〜100μg/kgで容量依存的に肝臓ガンの発生が認められた。 日本では10ppb、米国20ppb*1, 途上国などの国際規制値:30ppbと地域により異なることも知る必要がある。

強調は私。
名古屋弁発見。でも言葉としておかしい。