意識調査

『妻は家庭』反対48% 内閣府世論調査を読んでいて、貧乏人だらけで共働きが主流であった高度経済成長以前の場合をどのようにまとめるのだろうかと考えたところ、今更ながらに「女は家庭」という標語の意味についてやっと理解出来るようになったのでここに記す。
つまり内閣府の調査における家庭は専業主婦の職場としての家庭であり、専業主婦が稀であったときの家庭とは家業としての家庭であるということだ。
現状として男性の権威の低下は、女性にとって家庭内の内政に専従するという既得権が奪われたことに起因する。つまり専業主婦を維持することの出来る男性は権威が向上することなく、女性と男性との距離の拡大として意味するようになっていたときに、共働きが必須となり、職場に狩り出されるようになった昨今において結果的に差違のみが意識され男性の権威が失墜したのだと考えると合点がいく。
もしくは男性が働きというのは、男性が社交的な意味で活動しと言うことであり、それが能力的に男性一般に普遍的に認めることが不可能になったグローバリゼーションのせいなのかもしれない。