生物学の通説

不機嫌なジーンを読んで
男が浮気するのは遺伝子に操られているからというのが生物学の悲しい通説、という久しぶりに吹き出したくなるようなネタを提供してくれるフジテレビだが、その理屈だと女は遺伝上の配偶者と見かけ上の配偶者を別々の基準で決めるという話を出さないと公正ではないよな。
さてZAKZAKによると仕方がないと言われたらどうすればいいんだ!って思うけど、(生物学など)理論的に語られると理解もできますと間抜けな発言をしているが、もし主人公の仁子がこんな頭だとしたら業界でものすごく叩かれるのではないだろうか。遺伝子は確かに複数の人間を好きになり、付き合うことが出来る基盤を用意したが、それが必ずしも浮気することが仕方ないという話にはけっしてならない。行動するかどうかは各人の責任だ。動物でも個体それぞれが状況を見て選択している。このようなエセ遺伝子決定論を信じるような脚本の読み方で、竹内結子はきちんと演技できるのであろうか。非常に不安だ