インフルエンザ

某スレッドにて散々インフルエンザ菌引っかけという下らないネタにしてきたインフルエンザだが、インフルエンザ脳炎なる病気を恥ずかしながらクニミツの政で知る。さて、最近*1富にバカ臭くなるクニミツだが、今回のテーマは薬害とあってブラックジャックによろしくではないにしろ、眉唾感があまりにも漂っているので慶応大学医学部という肩書きの近藤氏の意見について検索してみた。
なお、近藤氏は以下のような意見を主張している人物である。

  • 癌は治るモドキと治らないものがあるから治療しても無駄
  • インフルエンザワクチンは、「有効だが無益」(「成人病の真実」)
  • インフルエンザ脳症、薬害(アスピリンなど)の可能性

まぁ、医療費をケチりたい人はこれでもいいかもしれないし、体力と時間に有り余ってる学生は近藤理論でそれなりにいけるかもしれないが、近藤氏の理論が間違っているという指摘が方々から上がっているようだ。

癌には多様性があり、その悪性度はさまざまである。

ほとんどの癌は、癌が大きくなるほど転移する可能性が高くなる。 ほとんどの癌は早期に治療すれば治る。リンパ節転移は転移であり、治療すべきである。これが現在の癌研究者の一致した見解です。手術は有効であり、早期発見により命を救われる方が大勢いるのが、現実です。癌検診の有効性を、近藤氏の主張するようにくじ引き試験で検証することは、現実的には不可能ですが、観察的方法ながら胃癌検診・大腸癌検診の有効性は実証されています。

このとおりだと近藤氏の理屈を信じて治療をやめてしまった人は霊能治療による完治を信じて死んで人と同じ末路のようではないだろうか。さらに、

特に日本では、最近このアスピリンとライ症候群との関係に疑問がもたれるようになっています。というのはアメリカでは幼児にかなり沢山のアスピリン製剤を服用させて、その服用しない例との比較で有意差もありますし服用の量を減らす、あるいは注意するとライ症候群も激減したというデータもあるので そういうことになってるのですが、日本はそのアメリカの例に比べると、アスピリン製剤を飲ますにあたっても、量がすごく少量であり、日本では易学的な有意差があまり認められないと言うデータがあり、日本では、病院で出されるアスピリン製剤の量ならそれほど有意差はないのでは、つまり日本ではライ症候群との因果関係は(日本のアスピリンの量なら)不明ともいわれています。

老人の場合アスピリンを服用しなくてもインフルエンザ脳炎なるという話も見つけました。今回の漫画の流れが破綻しますね。もちろん現在子供に対する処方はされていないとの話があるので、あまり不安にならなくてもよいでしょう。
なおワクチンに関してですが、ワクチンを売ってもかかってしまうことは有るそうですが、これは
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よく、ワクチンの型が当たっていたとか当たらなかったとか言いますが、予防接種はこのA型H1N1とA型H3N2とB型の3種類はちゃんと入っている混合ワクチンですので、はずれたとしても、それは”同じ型だけど微妙に違うウイルス”の種類が微妙に違っていたということです。つまり、基本的な型はすべて押さえてあるわけですから、はずれていてもある程度の効果は期待できます。

*1:初めからだが最近は有害の域に達しているような気がする