先日の続き[id:nabeso:20040408]

一日開けていろいろと動きが出てきました。
民間人がイラクに入ったから悪いのではなく、自衛隊イラクに入ったのが悪い。本当に平和と復興を望むなら、今すぐ撤退すべきだと言った意見もあるようですが、やはり民間人がのこのこ戦地に行って無事に済むと思うかといったら普通の感覚では思えないものです。
そもそも自衛隊派遣反対派の人は「イラクは危険だから邦人である自衛隊員の安否が不安」という意見だったのでは?もちろん前述の人がそういったかどうかは知りませんが。
奇妙な論理のすり替えが起きているかと思います。人質の有無とは関係なく撤退を要求していると読めば矛盾はしないと納得しました。志葉玲さんはこの事件をきっかけにしただけのようですね
とりあえず各国の軍隊が撤退すると今の評議会は崩壊。クルド人の大量虐殺くらいは覚悟しないといけない状況にあることを知っているのでしょうか。左翼の人たちの言う戦争をしないための工夫、努力は結局の所戦争が起こってしまうとなんの説得力も持たなくなってしまいます。
ちなみに私は

  1. アメリカにイラク侵攻の大義はない(あればよいのですが)
  2. それでも日本は肯定せざる得ない
  3. 肯定した以上復興に金と人を出さないといけない
  4. 故に撤退はあり得ない

というのが正直なところです。
さらにいうとアメリカの占領政策は妥当なことをしていると言えない状況で、日本は水源確保もいいけども、もう少し占領政策に対して積極的に人材を出して存在感を出して欲しいところ。クルド人に対して過剰に便宜を図っているように思えます。もう少し住民感情を把握して中東和平に人力を尽くして下さい。
本当にアメリカの政策は非常に理解に苦しむところがあり、あれだけの人的被害・財政的圧迫・政治的安定の崩壊・イラク油田運営の悪化と、いいことが一つもなく、ものすごい陰謀論を想像してしまいます
なお、共謀説は主張しないことにします。説得力の大小よりもご家族の気持ちを考えると流石に難しいので.
ところで韓国は軍隊を派遣してますよね。
「米英日、みんな殺せ」韓国人ら拘束時に武装グループ
この記事の意味するところを考えると正直複雑です