相国寺若冲展

開基足利義満公600年遠忌記念『若冲展 釈迦三尊像と動植綵絵120年ぶりの再会』に行ってきました。
12時に家を出て、下鴨神社近くにある鯖鮨で有名な花折ではなく、その隣にある藪そばで肉そばをすすり、相国寺に着いたのは13時。
既に長蛇の列が出来ており、待ち時間80分の文字が。いくら何でも平日にそれはないだろうと思っていたら、長蛇の列は思ったより遙かに長く、承天閣美術館をぐるっとまわり裏口まで続いているという恐ろしさ。
きっちり80分をかけている最中何も見るものがなく、ぼけーとしてかなり体力を消耗してしまいました。また展示会場は目玉の釈迦三尊像動植綵絵のある第2展示場と、鹿苑寺慈照寺などにある水墨画がある第一展示会場にわかれていて、その間にある廊下でもさらに30分近く並ぶという苦行があり、正直体力がない人にはお勧めできません。特に会期の終わる週末は今日以上に込むことが予想されます。

しかし、さすが若冲。疲れが吹き飛ぶような素晴らしい作品ばかりでした。
目玉以外にも鹿苑寺慈照寺にある作品が素晴らしく、特に葡萄図床貼は私にとって掘り出し物でした。前にしゃがんだり遠くから見たり、角度を変えたりでたっぷり20分*1近く使って見ました。前回プライス展で屏風などの立体的な構造物に若冲はあわないと思ったのが間違いだと気づかされる大作です。

*1:場所が大きくとってあり、人も少ないので楽しめます