ローザンヌバレーコンクール

妹がバレーをやっていた&小学校の同級生がスカラシップ受賞者という縁もあり、暇があれば見ているのだけれど、今回は非常にレベルが低くて失望した。
また、決勝戦進出者における日本人唯一の男性「木元全優」の変態露出スク水侍は振り付けにおいても衣装においても万死に値すると言ってもいいほどのレベルで、2chの実況スレでも阿鼻叫喚の騒ぎを生み出すほどのデキであった。一発目の中国の娘がキョンシーモドキをして失笑を買っていたが、それを遥か斜め上をいく展開に正直泣きそうになったもんである。あの手の芸術作品におけるエキゾチズム、この場合日本人であるからジャポニズムになるのだろうが、シンクロと言いなんであそこまで勘違いした演出をしたがるやからがいるのかと、理解しがたく思える。
ここ数年の動向通り東洋人が多かったのだが、今年は韓国人がかなりおもしろい人材を出していたように思える。パワフルさをもったJin Young Won、テクニカルの面では微妙だがアイドル性のあるSeo Hye Han、将来性を感じるMs Yu Jin Kimなど、将来が楽しみだ。
しかし、今回の結果において観客、そしてテレビを見ていたバレエファンの誰しもが訝しげに感じたであろうことは、海賊蜂ことZherlin Ndudiが最優秀賞でなかったことであろう。彼が授賞式に呼ばれたときのあの大歓声。解説の人も「今すぐプロになるべき」とべた褒めだったにもかかわらず、最優秀賞を逃したのは非常に残念だった。彼が白人と言わずとも日本人なら優勝できたのだろうか。
ちなみに、変態でない方の日本人Sayaka Kadoは悪くないできでした。入賞してもおかしくなかったかな。
詳しくはResults of the selections of the Prix de Lausanne 2005をご覧下さい