構築主義、並びにポスト構造主義的視座への批判

社会理論の汎用性と限界
頭のオニババ関係はともかく。田中美津の読んでないし。
上野輝将氏の上野千鶴子氏への指摘が興味深いのでメモ。

  1. オーラルヒストリーを史料として重用することは歴史家の常識に属す
  2. どの史料に信頼性があるとするかは、そのカテゴリー(公文書か被害者の証言か)によるのではなく、当該史料がどの程度歴史的事実を明らかにし、整合的な説明をもたらしたかによって事後的に査定されるのであり、信頼性や価値は史料そのものに内在するわけではない
  3. 「視点が事実を構成する」というルールを認めると、どの現実をとるかは「それを構成する視点」のうちのどれを選ぶかによって決まり、それは個人の嗜好や信仰の次元に帰着する

言語が不在*1の私の研究に直接関係するとは思えないけど、このご時世何をやってもポストモダンになるので自戒を込めて読ませて頂くことにしよう。

*1:見つかるかもしれないのだけれどなぁ