大学教育

内田センセのところからいろいろ飛び火しているらしいので、首大サイトに行ってみた。*1
一番おもしろかったのは都市教養科目群と都市教養プログラムで、「おらはみやこびとだっぺ」と言いたげな風情を漂わせている。うーん、ナイス東もん。
さて、大学とは何だろうか。
私自身の一回切りの経験から言わせて貰えば、大学とは現状の学士重視という採用システムと高校まで経験のゆがみを正すために用意された就職予備軍収容施設という一面と、ごくごく一部の社会不適応なほど探求心に溢れたキチガイを隔離するための病棟という二面性を持っていて、その本質的な面を少しでもごまかすための物としてカルチャースクールという擬態が行われている場だ。東大は設立の理念から官僚養成所として期待されているが、就職先が企業でないだけで本質的に収容所であるという一面に代りはない。
しかし最近の財界は自分たちの不始末に目をそらし、不遜にもカルチャースクールはいいから専門学校になれと言う。
すでに隔離された身に言わせて頂ければ、授業は面白い方がありがたい。為になればもっとありがたい。しかし技能の習得を要請するのは間違っている。我々はモラトリアムな時期を利用して様々な関係を自発的に作り上げ、自らの選択で師を見つけるのだ。センコーなんざいらん

*1:アル意味うちの糞味噌サイトよりきれいな分タチが悪いと思うのは気のせいか?