異常性欲者の処遇

大谷昭宏氏が11月23日1月4日とあまりにも不愉快な、そして見当違いの議論をしていることに対し、世のオタクさん達は怒り狂っていてメールを送って詰問したりするむきと、そのゆくえは結構どうでもよかったりしたりするので、私個人の関心は純粋にミーガン法の効果とミーガン法制定を支持する社会現象にある。
具体的な根拠を探しているとミーガン法のまとめ @ macska dot orgを見つけたので、興味深く拝見させて頂いた。これはロリの話ではないので、若干話が違うのかもしれないが、現実の日本の問題として再犯率の低さが読みとれる。そもそも日本とミーガン法を採用している米国や韓国とは犯罪の発生率が違うので議論として、海外が論拠にならない背景もある。

1998年 犯罪白書・平成12年p27
殺人日本アメリイギリスドイツフランス
認知件数146616194142628972150
検挙率97.5%68.7%91.9%95.2%82.7%
発生率(10万人)1.26.32.73.53.7


さらにテレビなどで良く言われてるらしい*1、ここ数年の性犯罪者の50%超が再犯再犯者率関連まとめによると嘘らしいので、再犯率は根拠になりそうにない。ついでにアメリカでも性犯罪の再犯率(前科が性犯罪)も13%と他の犯罪に比べてずっと低いくらいで、そのうち見直されるんではなかろうか。
それにしても声高に管理社会を作りたい人は自分や家族にそんなに自信があるのだろうかと思う。親戚に引きこもりや身体障害がもとで精神が不安定になっているのが多い自分としては、この自信満々の主張に違和感を覚える。陪審制なんかもそうだが、あのての司法問題というのはよほど自覚のある人が、責任持ってやるもんで、司法試験にも通らないようなアンポンが触れてはいけないと思うのだが。
しかしよくわからないのが性犯罪前歴者の居住地、警察が把握できる制度新設へというニュースで、そもそも警察は前科者の住所なぞ簡単に集められるはずで、今更ではないだろうか。

ところで再犯率再犯者率についてかなりいい加減な書き方をしてる気がするのだけれど、文脈で読みとって下さい

*1:最近見てないのでよくわからんが