大学生の読書

100選投票結果発表を読んで
とりあえず、ここに上がってるような本は高校生の進学に影響を及ぼすようなデンジャーな奴は一個もないから安心して試験前だろうが読んでしまえ。
まぁ、実際の所同世代に読んで貰いたい本なんだろうけど。
はっきり言って読みたい本を読めないなんていうのは社会人の悲劇であって、高校生が考えることではない。逆に今読むには時間がかかりすぎて後回しにしているってのが理由としてなり得るのは、哲学書や宗教書ついでに英語以外の外国語の原著だろう。
たとえばハリーポッターの最新刊や馬鹿のカベが読みたいというのはかなりどうでもいい。こういうの本質的に流行依存であり、今読むか読まないか。もしくは大学生であるから読むという性質のものではない。
そもそもエントリーのほとんどに小説が含まれているのに、応募者の程度が伺われる。小説というのは絶対的に大学生が読むものではない。読んではいけないという意味ではなく、逆に大学生をターゲットにした*1小説があったとしても、いつ読んでもかまわないものだし、児童書・ジュブナイル・一般向け小説というくくりが基本的である以上、時間を見計らって読めという感じになるものだ。
それにしても哲学書や科学啓蒙書といったそれこそ大学生向けの本はないのな。高校生がんばれ、めっちゃがんばれ
どちらかというと高校や公立の図書館にない本ということかな。もちろん各大学の地下書庫に補完されている貴重書を読みたいというのでもよい。近所の本屋や身近な図書館にあるのを大学生で読むものと位置づけることに対して違和感を覚えたと言うことだね

*1:もちろんマーケティングの話ではない。そんなことを言い出すとややこしいし