地政学

先日、酒の席で政治問題を語るという愚をやってしまったのだけど、その内容をざっくりまとめてみたいと思う。
問題になったのは僕の主張「国境は所詮ある時点における権力の範囲と国際情勢の反映に過ぎない」が過去の国境線の所在を正当化するための主張に取られたことだと、今になって思う。
本来の議題はラオスの独立の所在、つまり民族的背景と歴史的背景(この時点ですでに酒の席の話題じゃないが)と、東南アジア全体の山岳民族の関係だったのが、ずれ込んだ結果、武力背景による国境線の変更を軽軽しく口にするんじゃないという別人の介入があって、日本と朝鮮半島及び、世界情勢の南北問題にすりかわってしまった。
朝鮮問題は後に述べるとしてラオスに関しては、

ラオスの国民は総称してラオ(ラオス人)と呼ばれ、ラオス人民民主共和国の全人口の約半数を、タイ語族系のラオ族が占めるが、ラオスは、68とも言われる民族集団(クムソンあるいはパオソン)から構成される多民族国家

とあるようするに武力によってタイ語系部族による侵略の結果生まれた多民族国家である。それが植民地時代の宗主国の違い、タイからの差別(タイ側からはラオは侮蔑語として使われる)と反発などによって生じた汎ラオ主義が国家としてのラオスを成立させている。
ちなみにラオ族のタイにおける本拠地は東北地方のイサーンで、またタイ・ラオスに限らずヴェトナム、ビルマにもいる東南アジアに普遍的な民族のひとつのようだ。詳しくは引用先の内容をどうぞ。
さて、半島の問題だけれどとりあえず真っ先に言われたのは

だったわけだけど、問題はこの三つは捏造、もしくは誇張という批判も根強いことだ。
それぞれ、

  • 強制でない。もしくは氏姓制度を誤解している
  • 日本人指定も(当然朝鮮民族も含む)朝鮮語必修と言う事実と、そもそも否定していない。ただし授業は日本語であったらしい
  • 徴用令は2000人弱、官斡旋も二万人ほど。ほとんど(戦後直後の在日200万人の99%)は徴兵されないものが出稼ぎに来ていただけ。

という反論があります。ついでいうと、朝鮮人にたいする兵役は末期を除いてなく、志願制だったにもかかわらず募集倍率は高かったという資料もあるそうです。全部また聞き
それぞれ簡単に証明されそうなので議論したい人がめいめい、ご自分で資料に当たればよいことのように思えます。



後で書き直そう.修正終わり