bk1のキモチ

栗原氏はいまはなくなっているが、佐藤と同じファンタジーノベル大賞出身の作家・山之口洋bk1のコラムで検証したという「事実」もある。としているが、実はちゃんとあったりする。
第一回 いわゆる『日蝕』vs『鏡の影』論争(1/3)
まぁバックナンバー一覧が生成されなかったり、通常の検索方法では見つからないし、コラム間のリンクを形成するCGIも動いていないので、廃墟はあるよ、というあたりなのだが。
それにしてもよく残っているという感じで、あまりの不憫さに一回から二十回までの連載全てScrapBook でローカルにダウンロードしました。

そんなわけで、明日のネタは不審事物バックナンバー全二十回のリンク集と言うことにしましょう。根性があれば、今日のエントリーであげたリンクurlを元に展開出来ますが、普通の人はまぁ無理ですし。

追記


栗原さんが不審事物へのリンクを追加しました。これで比較的、検証作業がしやすくなることでしょう。

それにしても最近不安なのは、佐藤亜紀ファンの一部も平野啓一郎が鏡の影を盗作したと思っているのではないのだろうかということだ。平野氏やそのファンは「佐藤亜紀とそのファンは平野を盗作作家のレッテルを貼っている」という思いを垂れ流しているが、佐藤ファンは実際どうなんだろう。
旧来ネットで佐藤亜紀を評するファンについてはそんなことはなかった。
例えば、本名とメールアドレス晒しの宴なのであまりリンクを貼りたくはないのだが、新 大蟻食の生活と意見文句のあるやつは前へ出ろに、盗作認定派がほとんどいない*1。特に読者による比較がされた文句の52回、54回は目を通しておいた方がよい。当時のコアなファンが、かなり冷静に両作品を読み、盗作論争と距離を置いていることがわかる。
また佐藤亜紀本人のフォローがある文句49回も読んでおくべきだろう。個人的には大蟻食の生活と意見(13)は記念碑としての資料価値があるけど、その後のフォローもしないと、佐藤亜紀がロックな作家という印象にとどまってしまう。
それにしてもフリーメール禁止のあそこに、よく実名ファンレターや文句を送っていたもんだ。はっはっは。

*1:いないはずだが、読み落としがあるかも