初学者によるまったく初学者のためにならない言語学の本でもないかもしれない五冊
色々と自爆したのでさくっとやります。id:Brittyさん。
でもガチガチの分析哲学はあまりにも自信がないで、なるべく語用論、いや社会言語学、会話分析?、もうただのコミュニケーション論じゃね?なラインナップで。
言語学に対する個人的な不満の多くは、英語重視!!これにつきます。でもいくら日本人だからと言って、社会言語学への招待―社会・文化・コミュニケーション・社会言語学概論―日本語と英語の例で学ぶ社会言語学といったような入門書のように日本語ばっかやるのが正しいとも思えません。というわけであまりにもコミュニケーション・オタク過ぎるセレクトですが、トップバッターは
コミュニケーションの自然誌 (京都大学人文科学研究所研究報告)
- 作者: 谷泰
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- 作者: 菅原和孝
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- 作者: 前田泰樹,水川喜文,岡田光弘
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- 作者: 好井裕明,西阪仰,山田富秋
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というわけで、エスノメソドロジー系の分析と違うところで、デヴィッドソンとかブラックの分析哲学系の入門できるヒトщ(゚Д゚щ)カモォォォン。
私はゲーム理論翻訳記事が意味不明で人生が変わりました
タイトルはホッテントリメーカーから。
苦い思い出は残るを読んで、意味不明とお嘆きの方々、原著論文読み代行します。
というわけで、原著をpublications - rankin.skで手に入れたのでサクッと読もうと思うのですが、まずは簡単にアブストラクトを訳しときます。
The evolution of judgement bias in indirect reciprocity
間接的互恵性は、個体の評判に基づいて援助が与えられる環境における互恵性の形式の一つだ。間接的互恵性において、悪い行為(援助しないとか)をすれば個体の評判を落ち、その一方でよい行い(援助するとか)をすれば評判は向上する。これまでの間接的互恵性の研究は、個体の評判を評価するとき、よい行いも悪い行いも、等しく重み付けられていると仮定している。これは実際のケースにありそうもなく、異なる情報は異なるやり方で処理できるように個体は協力(援助)や逆の行動以上に逃亡(非援助)に対して異なる重みを付けるようなやりかたで、偏向することもできるはずである。私たちはこの違いを”評価バイアス”と名付け、それが世代交代するような状況を評価するために、印象づけの個体基準のモデルを作った。結果、協力の利得が小さいとき、評価バイアスは悪いとされるような行動が重視され、利得が高い場合逆のことが起きた。この結果は重み付けと戦略確率両方に矛盾がなく、進化する評価バイアスを認めることによって個体群において協力レベルが増加すると言える。
あれ?翻訳記事から受けた印象とだいぶ異なるアブストが。