赤紙教諭について

新聞各社の報道が色々違っていて面白い。

 

町教委は、非国民と書いたことについて「確認できず分からない」という。そのうえで授業の狙いを(1)召集令状の持つ意味を理解させる(2)生徒の歴史認識を把握する−−としており「決して思想信条を調べるものではない」と説明している。

これは教育委員会を暗に馬鹿にした記事としか読めない。歴史認識といいつつ、個人的な理由をあげた女子生徒はなぜ個人的な意見を書いたのかという問題意識が抜けているということか。
そもそも理由欄があるとして、どのようなことが徴兵忌避に対する根拠になったかどうかを教育したのかが、見えてこない。もし教育をした上で珍回答が出てきたのだったら、教師こそ無能であろう。

ちなみに朝日が一番トバシている。

(略)教諭は用紙を返却する際に「コメントは当時の大多数の日本人を代弁して書いた」と説明したといい、「紙切れ1枚で戦争に駆り出された悲惨さを感じてほしいと思った。戦争を美化しようということではない」と話している。(略)

 教諭は後日、コメントを付けて用紙を返却。「いく」と答えた生徒には「当時はそう考えた人が大多数だった」、「いかない」には「個人的な事情で断るのは非国民」などと記した。

 生徒が保護者に「非国民」の意味を聞いたことなどから発覚。ショックを受けている生徒もいるという。

 学校によると、教諭は人権学習に熱心という。「傷ついた生徒がいればケアをしたい」としている。